身長や体重の時代の変化とは
平均体型は日本人の場合、大きく戦前と戦後で変化しているといいます。
1945年の平均身長は男性が165センチ、女性が153.2センチです。
女性158.4センチ、男性171.1センチと、1995年になるとその伸びは5センチ以上にもなっているのです。
他の要因が関わっていると、たかだか50年で人間の遺伝子は変化するわけではありませんので、考えられるのではないでしょうか。
個人の身長はホルモンバランスや栄養状態で変化します。
様々な原因が複合しているものとされているのが、集団の平均体型の変化です。
男女ともに増えているのが、平均体重です。女性の体格はスリム化の傾向が、男性の体格は肥満化の傾向があるといいます。
身長は伸びていますが体重は横ばいとなっているのが、BMIの推移を男女別、年齢別に見た場合です。
日本人の体型が最も低いのは、江戸時代から明治末期にかけてだということです。
かなり平均身長が伸びていたのは、弥生時代から縄文時代の間だといいます。昔であればあるほど身長が低いというわけでありません。
原因については諸説あります。狩猟採集経済から農耕に変わったことで、主食がコメになったことや、弥生時代の日本人は大陸から渡来してきた民族であったことが影響しているのではといわれています。
これからの平均体型については、平均身長の伸びは止まりつつあることから、平均体型の変化は頭打ちが近づいているようです。